ゴミ屋敷とは？

正式な定義はありませんが、一般的には家屋の内外にゴミが山積みになって放置されている状態の家を指します。主な特徴としては以下の3点です。

• ・足の踏み場がない
• ・お弁当やペットボトルなど、飲食物のゴミが溜まっている
• ・蓄積されたゴミから悪臭、害虫などが発生している

家の外から見て、室内がゴミで埋まっている様子が確認できたり、家の外までゴミで溢れていることが確認できたりする場合は明らかです。

4つのレベルに分類される

ゴミ屋敷は汚れの程度によって4つのレベルに分類されます。

・レベル1

部屋は散らかっていても、床が50％程度見える状態です。このレベルでは、ペットボトルなどのゴミを捨てれば状態がかなり改善されます。この段階で対処できれば、ゴミ屋敷にはならないでしょう。

・レベル2

部屋が何ヶ月も掃除されておらず、床に物が散乱して足の踏み場がない状態です。この段階からゴミ屋敷と呼べる状態といえます。

・レベル3

物とゴミが蓄積している状態で、レベル2との違いは悪臭や害虫の有無です。食べ残しや生ごみから発生するため、部屋全体だけでなく家の外まで臭いが広がっている可能性もあります。近隣にも迷惑がかかるため、早急に対処が必要な状況です。

・レベル4

天井付近にまでゴミが積み上がり、部屋全体が悪臭で満たされている状態を指します。このような状態では健康的な生活ができませんので、自分がゴミ屋敷に住んでいるという自覚を持つことが必要です。場合によっては強制撤去することもあるため、専門業者による消臭や除菌、清掃といった対応になります。

「もったいない」と思いがち

まず、家をゴミ屋敷にしてしまう人の最大の特徴は、「物が捨てられない」ことにあります。物を大切にしようと思う気持ちが強いあまり、使わないものでも大切にとっておく傾向のある人は、家に不要なものがどんどん溜まっていってしまうのです。
使わないものはきっぱりと捨てる姿勢がないと、家の中に物が溜まってしまい、ゴミ屋敷と化してしまうリスクもあります。

一気に全部片付けようとする

片付けが苦手なのに一気に全部をまとめて片付けようとすることも、片付けられない人の特徴です。片付けを後回しにした結果、気が付けば物で溢れてしまうという状況になります。一度に片付けようとするのではなく、何かを使うたびにこまめに元の場所に戻しておく習慣をつければ解消されるでしょう。

自覚がない

ゴミや物が散乱していても、散らかっている認識がない人も多いです。中には物に囲まれている方が安心できるといったさみしがり屋の人もいます。
散らかっていることに気づくためには、まず部屋にあるものが自分にとって必要なのかどうかを見極め、選択していくことが必要です。物が片づいた部屋がきれいだと思えたなら、散らかっていることに気づけるでしょう。

物を収納する場所を決めていない

一見すると部屋の物が多く見えない場合でも、収納に物が多く詰められている場合もあります。収納スペースに何が入っているのかわからないという人も多いです。
古いものや不要なものを捨てたり処分したりして、限られた空間を有効に活用できるように場所を決めておくことが大切です。